二十四節気から感じる季節~霜降~

メロディスムーズプラスマンハッタナーズ オールスター猫演奏家
マンハッタナーズ可動式

そろそろ10月も下旬を迎えますね。
秋らしいと感じていた日々も段々と寒くなり、晩秋へと変わってきています。
暦上の秋もあと少しで終わりそうです。
本日は、季節を感じる二十四節気の霜降をご紹介します。

 


二十四節気と七十二候についてのブログはコチラ


 

秋の最後の二十四節気

『霜降(そうこう)』は二十四節気の18番目であり、秋の節気の最後にあたります。
2022年は10月23日(日)に迎えます。
旧暦の解説書である『暦便覧(こよみべんらん)』では「つゆが陰気に結ばれて、霜となりて降るゆへ也」とされています。
早朝などに植物に見られていた露が氷の結晶になり、「霜(しも)」が降りてくる時期が霜降なのです。

また、霜降と関係がある現象に『木枯らし(こがらし)』があります。
木枯らしは「日本列島上空が冬型の気圧配置になった時に吹く風」のことです。
木枯らしが吹いたかどうかは東京と大阪で発表され、それぞれが定めた条件を満たしたものが認定されます。
大阪は「霜降から冬至(大体12月22日前後)の期間中に吹くこと」が条件の一つにあたるのです。
その他にも「西高東低の気圧配置であること」「北よりに吹いていること」「最大風速が8m/s以上であること」を満たすと木枯らしに認定されます。

 

マンハッタナーズ可動式

 

秋の風物詩いろいろ

秋と冬の節目である霜降ですが、全国的に見られる行事は無いようです。
そこで今回は、霜降の時期になると見ることができる秋の風物詩をご紹介しようと思います。

■小春日和

なんだか春先の暖かさを感じさせる言葉の『小春日和(こはるびより)』
実は「晩秋から初冬にかけて訪れる、暖かく穏やかな晴天」を指す言葉です。
そもそも「小春」とは旧暦10月の異称のこと。
この頃の気候が春に似て暖かかったため、小春と呼ぶようになったそうです。

 

■時雨

『時雨(しぐれ)』「秋から冬にかけて発生する、一時的に降ったり止んだりする雨」のこと。
この時期に発生する北西の季節風の影響で、日本海側から太平洋側へ雲が移動する際に時雨が発生します。
特に京都盆地の「北山時雨(きたやましぐれ)」が有名で、冬型の気圧配置になると京都市の北西山間部の北山から雨雲がやってくるように見えたことから名づけられたそうです。

 

■鰯雲・鱗雲

冬型の気圧配置になると、雲の様相にも変化が現れます。
『鰯雲(いわしぐも)』または『鱗雲(うろこぐも)』と呼ばれる雲は、小さな雲のかけらが群れを成し、まるで小魚や鱗に見えるような雲です。
秋以外にも見ることができますが、低気圧の前面に現れることが多いので、秋の移動性低気圧が発生するこの時期に特に見られるようになります。
また鰯雲・鱗雲が見えると、その後の天気が悪化していく傾向にあります。

 

■紅葉

木々が赤や黄色など色鮮やかに変わる『紅葉(こうよう)』
秋になると昼の日照時間が短くなるのと、気温が下がることで植物の光合成などが遅くなります。
これらの要因で植物の葉が老化した反応が「紅葉」だといわれています。
植物の種類によりますが、葉の緑の色素である「クロロフィル」が分解され、赤い色素である「アントシアニン」が生成されると「紅葉」が、黄色い色素である「カロテノイド」が目立つと「黄葉(こうよう)」になります。

 

二十四節気に因んだ行事が無くても、名前の由来にもなっている自然の変化で季節を感じることができます。
夏の暑さや冬の寒さで霞んでしまいがちな秋ですが、探してみれば秋特有の光景を発見できるでしょう。
小さな変化からでも季節を楽しんでいきたいですね。

Grandhoodでは、杖・シルバーカー・ショッピングカートなどシニア世代の『歩く』をサポートする商品やバッグ・お財布などの可愛い猫雑貨を販売中です。ぜひチェックしてみてください♪

全商品一覧を見る

関連記事