二十四節気から感じる季節~雨水~

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暦上の春を迎えてから約半月が経ちました。
まだ少し寒い日が続いており、暖かい春が待ち遠しいですね。
そんな中、二十四節気ではそろそろ新しい節気が始まろうとしています。
本日は二十四節気の一つ「雨水」についてご紹介します。

 


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雪から雨に変わりだす季節

『雨水(うすい)』は、二十四節気の第二であり、春の節気にあたります。
「雨水」は降る雨の水のことを指しており「今まで空から降るのが雪だったのが、暖かくなることで水へと変わっていく」「雪や氷は溶けて水になっていく」という意味を持っています。

地方によっては降雪の最盛期ですが、最盛期を迎えた以降は段々と落ち着いていくもの。
地面の雪が解けて土が顔を出す時期であることから、古くは農耕の準備を始める日の目安にされていました。

天候の変化に伴ってこの時期になると見られるのが『霞(かすみ)』
霞は遠くの景色がかすんでぼやけている状態のことを指します。
例えば、空気中の水蒸気が冷えて水滴となった時に見える現象の「霧(きり)」で景色がかすみます。
これは気温が暖かくなってくると植物の活動が活発になり、大気中の水蒸気の量が増えるためです。
また、春になり隣の中国で発生した黄砂が低気圧に乗って日本に運ばれることにより、霧と同様に景色がかすむことがあります。

このように霞が発生する主な要因が春になった変化に起因するため、古くから霞は春の季語としても使われています。
ちなみに霧自体は秋の季語として使われます。

 

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雛人形と二十四節気

雨水の期間に行われるのが3月3日の桃の節句に行う『ひな祭り』
女の子の健やかな成長を祈って行われるおなじみの行事です。
その主役ともいえる雛人形、皆さんはいつ頃から飾り始めますか。

ひな祭りは「春の行事」であるため、雨水の一つ前の二十四節気である「立春」以降に飾るのが一般的です。
中でも「この日に飾ると女の子が良縁に恵まれる」といわれているのが、今回紹介している雨水当日です。

これには諸説ありますが、一つはひな祭りの起源である『流し雛(ながしびな)』という行事。
「流し雛」は、体の穢れを依り代である人形(ひとがた)にうつし、川や海などの水に流して行う厄払いの行事です。
そこから春の節気であり、今後水で溢れていく雨水と繋がったといわれています。

また、古くから水は命の源であり、水の神様を子宝の神様として崇めている地方があります。
なので、水で溢れる雨水は、その力を授かることができると考えられていることもあるのだとか。

他にも暖かくなって新緑が芽吹いてくように良い縁が芽吹くともいわれています。

ちなみにひな祭りが終わった後にいつまでも雛人形を片付けないと「結婚に遅れる」という言い伝えがあります。
これは春の飾りである雛人形を季節の節目にちゃんと片付けるように戒めたものだといわれています。
確かに季節を感じる飾りは、その季節にきちんと合わせて飾りたいものですよね。
理想としては雨水の次の節気である「啓蟄」(2022年は3月5日(土))には片付けたいですね。

 

2022年の雨水は、2月19日(土)に迎えます。
空から降る雪がみぞれになり雨へと変わり始めると、春はもうすぐそこのような気がします。
雨が打つ音に想いを馳せて、のんびりと春を待つとしましょう。

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