急な温度差にご用心。冬の入浴時に起こりやすい『ヒートショック』。

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そろそろ来月ぐらいから気温が下がっていきそうですね。
寒い季節は温かい部屋からの移動が辛くなってきます。
そんな時は一刻も早くお風呂で身体を温めたい!という気持ちになりますが、ちょっと待ってください。
その行動が身体への大きな負担になり、最悪の場合死に至る可能性もあります。
今回は冬場に起こりやすい『ヒートショック』について触れたいと思います。

 

急に冷えるのも温めるのもダメ!

『ヒートショック』とは、急激な気温差の変動で血圧が大きく上下することにより身体が受けるショック症状のことです。
人間は急に温度が低い場所に移動すると、体温を調節するために血管を細くし、体の熱が外に逃げないようにします。
この時、人間は血圧が高い状態になります。
その状態で逆に温度が高い場所に移動すると、血管を拡張するので今度は血圧が低い状態になります。

健康で若い人であれば、急激な血圧の変化にも耐えることができますが、高齢者はそうはいきません。
老化に伴う心肺機能の低下や自律神経の衰えで体温調節機能が働きにくくなっている場合、身体が急激な血圧の変化に耐えることができず、心筋梗塞・不整脈・脳梗塞などが起こりやすくなります。

一般的にヒートショックが起こりやすくなる温度差は「10度以上」といわれており、夏よりも冬に発生することが圧倒的に多いです。
例えば暖房で温めた部屋から寒い浴室に移動したとき、あるいは身体が冷えた状態で急に熱い湯船に浸かったりするとヒートショックが起きやすくなります。

 

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すぐに実践できるヒートショックを予防するための7つの対策

ヒートショックはきちんと対策をしていれば、予防をすることが可能です。

<入浴前>
1.入浴前の飲酒や食事直後の入浴は控える。
食後1時間以内は、消化器官に血液が集まるため、血管が拡張し血圧が下がります。
この状態だと通常よりも血圧の変動の幅が大きくなるため、ヒートショックを引き起こしやすくなります。
お酒を飲んだ時も同様で、加えて体の反応も低下するため血圧変動により転倒の危険性が高くなります。

人間の体温は午後2時から4時の間に一番安定するため、夕食前のなるべく早い時間に入浴し、
入浴後に晩酌を楽しむようにしましょう。

2.入浴前と入浴後に水分をしっかりと補給する。
人間は入浴中にも汗をかくため、体内の水分が少なくなり、脱水症状を引き起こしやすくなります。
脱水症状の状態では血液中に血栓ができやすく、血管が詰まりやすい状態になります。
この時、血圧の急変動が引き金になって脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすことに繋がってしまいます。
高齢者は特に自身が脱水症状を起こしていることに気づきにくいため、入浴前と入浴後には必ずコップ1杯の水を飲むようにしましょう。

3.脱衣所や浴室を温める。
ヒートショックの原因は急激な温度の変化によるものです。
事前に脱衣所に暖房器具を設置し、出来る限り部屋を暖めておきましょう。
浴槽に湯船をはるときに、シャワーを高い位置から使用して湯船にそそぐと、蒸気で浴室を温めることができます。
または、湯船を張った後に浴槽の蓋を開けておくことも効果的です。

4.お湯の温度は38℃~40℃程度にする。
湯船に浸かるときに浴槽に張ったお湯の温度が高いと、血管が拡張し血圧が急激に下がる可能性があります。
そのため、まず湯船に張る温度は41℃以下にしましょう。
熱めの温度が好きな方は湯船に浸かってから、追い炊き機能や足し湯をし、入浴中に徐々にお湯の温度を上げるようにしましょう。

<入浴中>
5.湯船に入る前にかけ湯をする。

浴室内が温まっていても、身体が冷えた状態で急に湯船に浸かるとヒートショックを引き起こしやすくなります。
心臓から遠い手やみぞおちから下にかけ湯をし、身体を温度に慣らしてから湯船に浸かるようにしましょう。

6.いきなり肩まで浸からず、半身浴から始める。
急に肩まで湯船に浸かると水圧により心臓に負担がかかります。
血圧変動のリスクを少しでも軽減するために、まずはみぞおちあたりまで浸かる半身浴から始め、水温や水圧に身体が慣れてから浸かるようにしましょう。

7.浴槽から出るときはゆっくりと立ち上がる。
湯船に浸かった状態で急に立ち上がると、血圧が急低下し、立ちくらみやめまいが起こり転倒しやすくなります。
手すりなどを利用し、ゆっくりと立ち上がるようにしましょう。

 

ちょっとしたことに気を付けることによって、ヒートショックは予防することが出来ます。
楽しい入浴時間を過ごすために、ぜひ実践してみてください。

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