適切な運動で要介護状態予防を。『フレイル』の危険性と対策。

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マンハッタナーズ可動式

朝晩の冷え込みが一層増し、秋を感じる季節になりました。
昨今のコロナ禍の影響で人との3密(密閉・密集・密接)を避けるために外出を控えることが増えた方も多いはず。
命を守るために重要なことですが、家に閉じこもりっきりの状態が続けば、別の危険性が高くなります。
今回は、要介護状態の手前である『フレイル』についてご紹介します。

フレイルとは

『フレイル』とは健康状態と要介護状態の中間に位置し、加齢に伴い心身が衰えた状態にあることを言います。
私たちは普段、外出や人とふれあう中で自然と身体を動かし、頭を使って生活をしています。
この何気ない活動こそが、心身の健康を保つために重要な役割を担っています。
しかし、外出を控え、人との交流を長期間断ち続けるとそれらの活動ができなくなり、心身に大きな悪影響を及ぼす危険性が高くなります。
特に高齢者の方にとっては運動不足による筋力の低下や閉じこもりによる社会とのつながりを失うストレスなどが積み重なることにより、『フレイル』の進行が早まる危険性が高まります。


『フレイル』の状態になるとさらに心身の健康が悪くなり、歩くこと自体が困難になったり、認知症などの新たな疾病の発症の危険性が高まります。
その結果、気づけばあっという間に要介護状態に陥るということになりかねません。
そのため、普段からできる限りの運動や活動を行うことが『フレイル』を予防するのに必要不可欠です。

 

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適切な活動で心身の健康を維持する生活を

新型コロナウイルスの感染を防ぐため外出自粛を行うことも必要ですが、それでも適度に体を動かすことは大切なことです。
国立長寿医療研究センターの発表によると、高齢者に必要な1日あたりの運動量は「連続して20分以上、最大1時間程度」とされています。
これはあくまでも目安で、心身の状態に合わせて「楽である~ややきつい」と感じる範囲で行うようにします。
『国立長寿医療研究センター 在宅活動ガイド 2020』では、運動量の目安が記載されているため参考にしてみてください。

日常生活や家事などは自宅だけでも行うことができますが、ストレスの解消も兼ねるために近所を散歩するのもいいかもしれません。
久しぶりの外出で転倒などが心配なのであれば、杖で身体を支えながら歩けば気兼ねなく散歩を楽しむことができます。

これからの時期は木々が色づく紅葉シーズンになります。
去年までは全国の紅葉が楽しめる有名な観光地に外出した方も多いかもしれませんが、今年は自宅の近所の並木道や公園をのんびりと歩いて秋を楽しんでみるのはどうでしょうか。
夏までは青々としていた木々が、いつの間にか綺麗な赤や黄色に色づいている秋の訪れに気づかされることでしょう。

ストレスに負けずに毎日を健康で心豊かに過ごす。
そんなお手伝いが少しでもできれば幸いです。

出典:国立長寿医療研究センター 在宅活動ガイド 2020(令和2年5月)

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