いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう。『介護の日』を考える。

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皆さんは『介護の日』というのをご存じでしょうか。
厚生労働省においては“介護について理解と認識を深め、介護従事者、介護サービス利用者及び介護家族を支援するとともに、利用者、家族、介護従事者、それらを取り巻く地域社会における支え合いや交流を促進する観点から、高齢者や障害者等に対する介護に関し、国民への啓発を重点的に実施するための日”として、11月11日を『介護の日』と制定しました。

ちなみに日付は一般公募で最も支持が多かった日であり、「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」のキャッチコピーを念頭に「いい日、いい日」にかけた覚えやすく親しみやすい語呂合わせだそうです。
今回は『介護の日』に因んで、自身や家族の介護のことについて考えてみませんか。

日本の高齢者人口の現状

高齢化社会が進む日本。2020年9月20日、総務省の公表によると、日本人口1億2586 万人に対し、65歳以上の高齢者数は「3617万人」。総人口に占める割合としては「28.7%」に上ります。
総人口に占める高齢者人口の割合は年々上昇が続き、国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、第2次ベビーブーム期(1971年~1974年)に生まれた世代が65歳以上となる2040年には、35.3%になると見込まれています。
介護の日1
介護の日1
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また、世界と比較すると、日本の総人口に対しての高齢者人口の割合「28.7%」は、世界で最高といわれています。
世界の65歳以上の人口割合が「9.3%」なのを考えると、いかに日本は高齢者の割合が多いかが分かります。
介護の日1
 

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介護のことをもっとよく知る

高齢者の増加に伴い、「介護」という言葉が私たちにとって身近な言葉になってきています。
自分の家族や友人に介護経験者、あるいは今現在介護をしている人も少なくありません。
しかし、これだけ一般的な言葉になりつつある「介護」も、実際は知識や情報が不足していることがあるはず。
まだまだ介護が必要ではない健康な方も多いと思いますが、いざ自身や家族に介護が必要になったときのことを考えてみてください。
介護に必要な費用こと、公的介護保険のこと、介護サービスのこと・・・
みなさんはどれだけ準備をしていますか。

今まで元気な高齢者でも、突然の病気やけがの入院をきっかけに介護が必要になるかもしれません。
介護が自身の身近なものであると意識して備えておけば、いざという時に慌てず対処ができます。
「今まで意識が足りてなかったかもしれない」、そう感じた方はこの『介護の日』をきっかけに介護のことについて学んだり、家族と話し合いしてみてはいかがでしょうか。

例年、『介護の日』(11月11日)を中心にその前後2週間(11月4日~17日)は、啓発活動の重点実施期間(福祉人材確保重点実施期間)とし、全国各地で『介護の日』の趣旨にふさわしい啓発活動を実施しています。
また、福祉人材センター・バンクのwebページでは、全国の『介護の日』の関連イベントについて情報収集を行い、一覧にまとめられています。

ぜひ皆さんがお住いの地域で開催されるイベントに参加してみてください。

出典:総務省統計局 「統計トピックス No.126 統計からみた我が国の高齢者 」(令和2年9月20日)

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