ココロとカラダを健やかに。新型コロナウイルスに負けない介護予防。

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今年、新型コロナウイルス感染症が流行したことで私たちの生活は大きく変化しました。
離れて暮らす家族と会うことを断念した方。
友人と気軽に会うことができなくなってしまった方。
毎年楽しみにしていたイベントや旅行に行けなくなってしまった方。
大好きだったお店が閉店してしまった方。
感染予防を考え、色んなことを自粛した日常を過ごしている人も多いはず。

しかし、家の中で過ごすことが増えたために今までのような運動ができず筋力が低下したり、外出できないことで気が滅入ってしまうことがあります。
特に高齢者の方は、ココロとカラダの不調が重なることにより健康の維持が難しく、気づけば動けない状態に・・・なんてことが起こるかもしれません。
今回は、新型コロナウイルスに負けずに健康でいるための「介護予防」についての情報をご紹介します。

介護予防とは

『介護予防』とは、「65歳以上の高齢者が要介護状態にならないための予防対策、あるいは要介護状態の方の症状の軽減や悪化の防止を目的とした取り組み」のことです。
国は、社会高齢化に伴う医療費の増加を防ぐため、2000年に「介護保険制度」を導入しました。
これは、介護サービスの利用者を介護費用で支援する制度でしたが、国の予定をこえて介護サービスの利用者が増加したため、介護費用の負担が大幅に増加してしまいました。

※「平成30年度 介護保険事業状況報告(年報)」(厚生労働省)を加工して作成

そのため、国は介護費用を抑えるため、そもそも要介護状態になることを予防する「介護予防重視」を目指し、介護保険法を2006年に改正しました。
これにより「国民は、自ら要介護状態となることを予防するため、加齢に伴って生ずる心身の変化を自覚して常に健康の保持増進に努めるとともに、要介護状態となった場合においても、進んでリハビリテーションその他の適切な保健医療サービス及び福祉サービスを利用することにより、その有する能力の維持向上に努めるものとする」と定められました。
このため、介護予防を行うことは国民の義務とされたのです。

それ以降、介護予防が積極的に行われていましたが、その方法は、高齢者の心身機能を改善するための機能回復訓練を重視したものでした。
介護予防後の状態を維持するための場所がなく、介護予防の利用者や提供者が機能回復訓練の継続こそが有効だと考えていたからです。
しかし、2012年の法改正で、高齢者が地域で自立した生活を営むことができるようにするために「地域包括ケアシステム」の実現を図ることとなりました。
これにより、今後は高齢者本人へのアプローチだけでなく、各自治体や地域の住民が主体となり、人と人とのつながりを通じて介護予防の参加者が継続的に通える場をつくることを目指しています。
このような通いの場では、地域の人同士の交流を図ったり、体操を行ったりします。

 

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新しい生活様式に合わせた介護予防

これまで様々な人の協力で行われていた介護予防の通いの場ですが、今年は新型コロナウイルス感染症の拡大により、自粛せざるを得ない状況となりました。
そのため、本来の役割の介護予防が十分に行われず、要介護状態あるいはその一歩手前の状態の「フレイル」に陥りやすい状況となってしまいました。
そこで、厚生労働省では新型コロナウイルス感染症に気をつけながら介護予防を行うための情報を紹介するwebサイト『地域がいきいき 集まろう!通いの場』を開設しました。

このサイトでは、普段の生活で実施できる食生活や感染予防の方法が掲載されています。
また、全国の自治体が考案した自宅で行える体操の動画を紹介されています。
動画は「体操を行う長さ」や「座位で行えるか」などのタグがついているため、自身の体調に合わせて探すことが可能です。
自宅に閉じこもることが増え、体を動かす機会が減ってしまった方も、気軽に介護予防を行うことができます。

世間では少しずつ自粛が緩和しつつありますが、まだまだ新型コロナウイルス感染症への不安はぬぐい切れません。
まずは自宅でできることから始め、ココロとカラダを健やかに保つことを目指してみませんか。
そして、いつか穏やかに過ごせる日常がくることを願い、少しでも豊かな生活を育んでいきたいですね。

出典:
「平成30年度 介護保険事業状況報告(年報)」(厚生労働省)
「地域がいきいき 集まろう!通いの場」(厚生労働省)

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