スマホ社会の現代ならではの不調。普段から気を付けたい「スマホ首」の予防。

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情報社会において今や欠かせない存在のスマートフォン(以下、スマホ)。
総務省の最新の「通信利用動向調査」によると、スマホを所有する世帯は実に83.4%に上ります。
多彩な機能を持ち合わせているスマホは、ネットサーフィンやゲーム、動画閲覧などのために長時間使用することが多いのではないでしょうか。
しかし最近、首や肩などに不調を感じることはありませんか?
それはもしかしたら、スマホを操作するときの姿勢が原因かもしれません。
今日は段々一般的になってきた現代の不調「スマホ首」についてご紹介します。

 

意外と頭は重い!スマホ首の原因

『スマホ首』とは「ストレートネック」という病気の別名で、人間の首の骨にあたる「頚椎(けいつい)」がまっすぐの状態になってしまう病気です。

みなさんは自分の頭の重さがどれくらいあると思いますか?
一般的な成人であれば、大体体重の10%になります。
つまり体重50kgの人であれば、頭の重さは約5kg
これは同じ丸い形のボーリングの球だと11ポンド、スイカだと直径18cmのものとほぼ同じ重さになります。

そんな思ったよりも重い頭部を支えているのが頸椎です。
正常な頚椎は、正面を向いているときに緩やかなS字のカーブを描いています。
このカーブが頭部の重さを支え、歩いたときなどにくる衝撃を和らげています。
しかし、うつむいたり前傾姿勢をとると自然と頭部は肩よりも前に突き出します。
このときの頸椎は、S字カーブが伸びてまっすぐの状態になります。

正面を向いているときの頭部は地面に対して垂直に重力がかかるので、頭部の重さは首や肩などに分散されます。
しかし頭部が前に突き出すと上半身の軸からずれてしまうため、頭部の重さを首だけで支えることになります。
例えば何か重いものを片手で持つとき、腕を地面に対して垂直に持っている状態傾けて持っている状態では重さの感じ方が違いますよね。
実際にうつむき姿勢になると、首にかかる負荷は通常の約3~4倍にもなります。
先ほど紹介した頭の重さ「5kg」だとなんと「約15~20kg」の負荷が首だけにかかる状態に!

この過大な負荷をうつむき姿勢のまま長時間与え続けると、頸椎のS字カーブが失われて常にまっすぐになってしまうのです。
また、頸椎の周りにある筋肉もこの負荷に耐えるために常に緊張状態になり、血流が悪くなります。
これらの状況が重なり「スマホ首」へと繋がってしまうのです。

 

身体や精神だけでなく美容にまで伸びる魔の手

「スマホ首」になると様々な症状が現れます。

■筋肉疲労に伴う症状
首周りの筋肉は肩にも繋がっているため、どちらもコリを感じたり痛みが生じることがあります。
■頭部への症状

頭部に負荷をかけ続けるため、頭痛やめまい、吐き気が生じることがあります。
■姿勢への影響

悪い姿勢が恒常的になるため猫背になったり腰痛が生じることがあります。
■精神面での症状

首の神経が圧迫されると自律神経にも影響を与えるため、イライラするようになったり不眠を引き起こすことがあります。
■美容への影響
首や顔の筋肉に不自然な負荷がかかるため、しわやたるみができたり二重あごになることがあります。

日常的にこれらの症状が発生することを考えるとかなり辛いですね。

 

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普段から意識したいスマホ首への対策

「スマホ首」は専門家の指導の下で治療をすることが可能ですが、そもそもの発症する原因は「日常的にとる姿勢」です。
そのため仮に治療できたとしてもその後、何も改善しなければ再発の恐れがあります。
とはいえ、身体に染み付いた姿勢はすぐに直すことは難しいです。
そこで、ここでは少しずつでも実践できる予防方法をご紹介しようと思います。

1.目線が下にならないようにスマホの位置を上にあげる
まずは大きな原因であるうつむき・前傾姿勢をとらないようにするのが大切。
スマホを使用するときは、ただ肘を曲げた状態で操作せず、スマホを目線と同じ高さになるまで腕を持ち上げます。
腕を持ち上げる姿勢が疲れる場合は、スマホを持っている手側の脇の下に逆側の手を挟むようにします。
スマホを持つ腕が支えられるので疲れにくくなります。

2.1時間に一度はスマホの操作をやめて姿勢を見直す
熱中したくなる気持ちは分かりますが、長時間同じ姿勢をとり続けると筋肉の緊張状態が休まりません。
また操作し始めの頃は意識できていても、時間が経つにつれて気が緩み気づかないうちに悪い姿勢に戻ってしまっているかもしれません。
1時間に一度などある程度の時間を決めて定期的に姿勢を見直しましょう。
座っている場合は、立ち上がって伸びをしてみるのもいいですね。

3.簡単にできるストレッチを取り入れる
今や幅広く知られているスマホ首の対策のために、ネットではストレッチトレーナーや整体で考案されている簡単なストレッチがたくさん紹介されています。
1分以内などの短時間かつ、座りながらでもできるものがあるので、ぜひ調べてみてください。
もちろん症状がひどい場合は自己流だけで済まさず、必ず専門家に相談しましょう。

 

クセになってしまった姿勢は、意識をしていてもなかなか直すのが難しいものです。
しかし、諦めずにちょっとでも意識を持ち、少しずつでも改善をすすめることが大切です。
身体の不調に悩まずに便利なスマホを活用するためにも、ぜひ心がけていきたいですね。

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