二十四節気から感じる季節~芒種~

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地域にもよりますが、春先ぐらいから全国的に農業が盛んになる気がします。
かく言う私の家も4月から5月にかけて春野菜の収穫、6月には田植えがあったりと少し忙しくなります。
旧暦を基準に考えられた二十四節気も夏は農業と紐づく季節と考えられているようです。
2022年は6月6日(月)からは「芒種」を迎えています。
一体どのような時期なのかをご紹介できればと思います。

 


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そろそろ種まきの季節

『芒種(ぼうしゅ)』とは、夏の二十四節気の一つで全体の9番目にあたります。

芒種の「芒」は「のぎ」という植物の部位のことです。
植物は成長すると花を咲かせるものが大半です。
花にも色々ありますが、その一つに「とても小さな花の部分が集まり、まるで鱗の様に見えるもの」があります。
このような花の構造を『小穂(しょうすい)』といいます。
小穂の花の先端をよく見てみると、棘のようになっています。
この棘状の突起のことを「芒」というのです。

芒は米や麦など穂のあるイネ科の植物に見られます。
総じて「芒種」とは「イネ科の植物の種を撒く頃」を表します。
但し、あくまで旧暦が基準なので、現在は今の時期よりも早く種を撒きます。

 

芒種に行われる田植え神事

毎年、芒種の期間中の6月14日には、大阪の住吉大社で『御田植神事(おたうえしんじ)』が行われます。
神聖な田である「御田(おた)」に田植えを行って豊作を祈願する神事で、日本三大御田植の一つとしても有名です。

関係者がお祓いを受けた後、御田に「御神水(ごしんすい)」を張り、牛で「代掻き(しろかき)」を行い水田にします。

神前で御田に植え付ける「早苗(さなえ)」「植女(うえめ)」が受け取り、実際に植え付ける「替植女(かえうえめ)」に渡して田植えが行われます。
田植え中は御田の舞台で8人の巫女による「八乙女舞(やおとめまい)」、鎧兜を纏った姿で行う「武者行事(むしゃぎょうじ)」、地元の子供たちによる「田植踊(たうえおどり)」、そして住吉に古くから伝わる「住吉踊(すみよしおどり)」などの芸能が奉納されます。

 

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習い事いつ始めるの?今でしょ!

ところで皆さんは「6歳になる年の6月6日に習い事や芸事を始めると良い」という言い伝えがあるのをご存じでしょうか。

これは室町時代の初期、天才能楽師といわれている「世阿弥(ぜあみ)」が記した能の理論書「風姿花伝(ふうしかでん)」から基づくとされています。
この書に「この芸において、大方七歳をもて初めとす」という一文があります。
当初は生まれた年を1歳として考える『数え年(かぞえどし)』で年齢を表現していたため、七歳は今でいう満年齢の6歳
現代語に訳すと「能の芸は、およそ数え年7歳から始めると良い」という意味です。
江戸時代にはこの内容も広まっており、歌舞伎の中で「六歳六月六日」という語呂を合わせたセリフが頻繁に使われるようになりました。
このことから先の言い伝えが定着していき、さらに6月6日自体が習い事を始めるのに良い日といわれるようになりました。
今年はもう過ぎてしまっていますが、今後の参考にしてみてはどうでしょうか。

 

二十四節気は、もともと農業の作業の指標にも使われていました。
二十四節気の意味を知ると、今の時期に本格的な農作業が行われていたんだなと実感できます。
新暦と旧暦は少しズレがあるので、今の農業と合わない部分もありますが、大まかな流れは変わりません。
昔から続いている言葉や伝統で季節を感じるのも風情があって良いですね。

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