たまにはのんびり夜空を見上げよう。儚くも美しい流星群。

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大人になってから空を見上げる頻度が少なくなったような気がします。
日々の忙しさに追われ、心の余裕があまり無いからかもしれません。
そんな時には、少し心を落ち着かせて夜空を見上げてみましょう。
昼には見られない素敵な景色がそこにはありますよ。
今回は、夜空を神秘的に彩る流星群についてお話します。

 

夜空を過る一筋の光

「流れ星に願い事を3回唱えると願いが叶う」
そんな伝説を誰でも一度は聞いたことがあると思います。
『流れ星(ながれぼし)』改め『流星(りゅうせい)』は、空に現れる現象の一つで「夜空の1点で生じた光が一定の距離を移動して消える現象」を指します。

流星となる光は「流星物質」と呼ばれる「彗星(あるいは小惑星)」から放出される無数の塵が元で発生します。
彗星も地球と同じように太陽の周りを回っており、ある程度太陽に近づいた時に太陽の持つ引力で流星物質が放出されます。

この流星物質が地球の大気圏内に突入すると、大気中の原子や分子と高速で衝突し、高温に加熱されます。
すると流星物質は「プラズマ」と呼ばれる状態になり、強く発光します。
これが地上からは「流星」として観測されるのです。

 

流星群の種類

流星は空が暗いなどの条件さえ揃っていれば、毎日数個程度は見ることができます。
しかしたまに夜空の決まった1点(放射点)を中心として、放射状に沢山の流星を観測できることがあります。
これは同じ彗星から放出された流星物質が一度に流星となっている状態で、これが『流星群(りゅうせいぐん)』と呼ばれるものです。
流星群には、国際天文学連合(IAU)により発生する放射点がある星座の名前が付けられます。

最新の2021年時点では112の流星群に名前がつけられています。
流星群はその発生の仕方から2種類に分類することができます。

■周期流星群(しゅうきりゅうせいぐん)

産まれたばかりの彗星は、まだ自身の周辺にしか流星物質が放出されていません。
そのため何年かに一度、彗星が地球に接近したタイミングで流星群が発生し、彗星が離れていくと流星群が収まります。
このような流星群を「周期流星群」といいます。

有名な流星群の中では「10月りゅう座流星群」「しし座流星群」が該当します。

■定常流星群(ていじょうりゅうせいぐん)

彗星が産まれてから流星物質を放出し続けるので、時間が経つにつれて流星物質は彗星の軌道上に帯の様に分布していきます。
そうすると彗星が近くにいなくても、その軌道上には流星物質が残っている状態になります。
地球は1年をかけて太陽の周りを回っており、毎年決まった時期に彗星の軌道上を通過したり、近づいたりします。
結果、軌道上に残っていた塵が流星群となり、毎年決まった時期に発生するのです。
この流星群を「定常流星群」といいます。

私たちがよく耳にする流星群は大抵こちらに分類され、三大流星群といわれる「しぶんぎ座(りゅう座)流星群」「ペルセウス座流星群」「ふたご座流星群」も該当します。

現在では彗星の動きや流星物質の放出量から、ある程度流星群の発生タイミングが予測されています。
しかしまだ予測方法が確立されていなかった過去では、突発的に発生したとされる流星群があります。
有名なものでは「ほうおう座流星群」などが該当します。

 

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日本の主な流星群

名前のつけられた流星群は112と多い印象ですが、日本で実際に目で見て観測できるものには限りがあります。
放射点の見られる位置、天候、時間帯などの条件を加味すると、日本では主に11の流星群を見ることができます。
ここではそれぞれの和名、出現する期間、最も多く見える日「極大」をご紹介します。

 

しぶんぎ座流星群


1年の最初に見ることができる三大流星群の一つです。
放射点が真夜中3時前後に上り、明け方6時頃まで観察できます。

 

4月こと座流星群


稀に突発的に流星数が増えることがある流星群です。
月明りで少し見えづらくなりますが、午後11時ごろに放射点が上るので、少し観察しやすくなります。

 

みずがめ座η流星群


ゴールデンウイーク中に極大を迎える流星群です。
有名なハレー彗星からの流星物質で発生し、午前1時ごろに放射点が上ります。

 

みずがめ座δ南流星群


この時期に見られる4つのみずがめ座流星群の主流流星群です。
放射点が少し低いため観察しにくいですが、ほぼ一晩中見ることができます。

 

ペルセウス座流星群


三大流星群の一つで非常に流星数の多く、明るい流星も多いので観測しやすい流星群です。
夏休みやお盆の時期に重なるので、ゆっくり観測するには最適です。

 

10月りゅう座流星群


およそ13年に一度の周期で見ることができる流星群です。
それ以外の年でも1時間に数個は確認できるそうですよ。

 

おうし座南流星群


おうし座流星群2種の内の南群です。
流星よりも明るい火球を観測しやすいといわれている流星群です。

 

オリオン座流星群


こちらもみずがめ座η流星群と同じハレー彗星からの流星群です。
午後10時ごろから観測することができます。

 

おうし座北流星群


おうし座流星群2種の内の北群です。
こちらも火球を観測しやすく、一晩中流星を見ることができます。

 

しし座流星群


およそ33年周期で活発化する流星群です。
2001年には日本でも1時間に1000個を超える流星を観測することができました。

 

ふたご座流星群


三大流星群の一つで毎年ほぼ一定して多くの流星を観測することができます。
流星群の中でも年間最大級といわれています。

流星群発生の時期が近づくとニュースで観測のしやすさなどを知ることができます。
観測する前に一度チェックしてみてくださいね。

 

夜空に流れる小さな光は儚く、時として強く輝き、私たちの心を強く掴みます。
色々なことを考えることは大切ですが、たまには何も考えずに流星の輝きに身を委ねるのも良いかもしれません。
そうすればきっと明日も頑張れると思います。
次の流星群の観測は7月半ばごろから。
皆さんものんびりと夜空を見上げてみてはいかがでしょうか。

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