二十四節気から感じる季節~立夏~

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大型連休も終わり、また普段通りの生活が始まりましたね。
5月に入ると、4月に感じていたポカポカとした春の陽気とは打って変わり、少し汗ばむ夏の気配を感じます。
そう、季節はそろそろ初夏を迎えるのです。
旧暦上でもこの時期は季節が移り替わっており、2022年の暦上は5月5日(木)から新しい節気が始まっています。
今回はそんな二十四節気の一つ、立夏についてご紹介します。

 


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ついに始まる夏の二十四節気

『立夏(りっか)』は、二十四節気の第7であり、夏の節気の一番初めにあたります。
「立」という言葉は「季節の始まり」を表しており、立夏は「夏の気配が立ち始める」という意味になります。
同様に「立」が含まれている「立春・立秋・立冬」もそれぞれの季節の始まりを表す二十四節気で、次の「立」を含む節気までの期間をその季節として区分します。
確かにこれらの時期になると、それまでの季節とは少し違う雰囲気を感じることが増えてくるような気がしますね。

 

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立夏の時期の行事いろいろ

立夏には全国で共通して行われる風習は特にありません。
行事では5月5日の「端午の節句」、5月8日の「母の日」が有名ですね。
それ以外にも全国でイベントや行事が開催されているので、一部をご紹介しようと思います。

■鵜飼
岐阜県岐阜市の長良川(ながらがわ)では、毎年5月11日から鳥の「鵜(う)」を操って川魚を獲る伝統的な漁法『鵜飼(うかい)』が始まります。

鵜飼の歴史は古く、古墳から鵜飼を表現している埴輪が出土していることから、少なくとも古墳時代から行われているといわれています。
鵜飼は各地方でも行われていますが、長良川鵜飼は古い文書に鵜飼を生業とした人物とされる記載があることから、1300年以上の歴史があるといわれています。
そのため「長良川の鵜飼漁の技術」として国の重要無形民俗文化財に指定されています。


鵜は比較的大型の鳥で海岸や河川などの水辺に生息します。
羽毛が浸水しやすい構造になっており、潜水で餌である魚を捕らえます。
また魚を噛まずに丸呑みするため、魚が一瞬で死に、鮮度が落ちないことも漁に適しているといえるでしょう。
性格も比較的おとなしく人に懐きやすいため、鵜飼の鵜は野生の鵜を捕獲し、訓練して飼育します。

長良川鵜飼では、鵜を飼う「鵜匠(うしょう)」が鵜の首の付け根あたりに麻紐を結います。
これにより喉が狭くなるので、鵜はある程度の大きさの鮎を完全に飲みこめなくなります。

鵜飼は船に乗って夜の川で漁を行います。
船の帆先でかがり火を焚き、光に驚いて動く鮎を鵜が捕まえます。
鵜匠は鮎を捕まえた鵜を素早く船に引き上げ、鮎を吐き出させるのです。

 

■葵祭
京都では年間を通して様々な行事が行われます。
その中でも京都市内で行われる「京都三大祭り」の一つである『葵祭(あおいまつり)』が、5月15日に行われます。
葵祭は正式名称を「賀茂祭(かもさい)」といい、今から1500年ほど前から始まったといわれている下鴨神社と上賀茂神社の例祭です。
当時「欽明天皇(きんめいてんのう)」在位の頃、風雨が激しく五穀が実らない時期があったそうです。

天皇は賀茂の大神の崇敬者であった「卜部伊吉若日子(うらべのいきわかひこ)」に占わせたところ、賀茂大神の祟りであるとわかりました。
そこで旧暦4月の吉日、祭礼と猪頭を被った人が鈴をかけた馬に乗って「駆競(かけくらべ)」をしたところ、風雨はおさまり、五穀は豊かに実って国民も安泰になったといわれています。

葵祭は5月1日から「前儀(まえぎ)」が行われ、5月15日には『路頭の儀(ろとうのぎ)』『社頭の儀(しゃとうのぎ)』が執り行われます。
特に有名なのは、牛車とともに京都御所から下鴨神社を経て上賀茂神社までの約8kmの道のりを練り歩く「路頭の儀」です。
天皇が派遣する使者である「勅使(ちょくし)」を始めとした500名余りの人々が平安時代の衣装を纏って行列します。
色鮮やかな衣装と伝統的な乗り物や道具は長い歴史を感じさせ、日本の風情を余すことなく楽しむことができます。

一年で一番活気に溢れる時期である夏。
本格的な夏の一歩手前ではありますが、爽やかな雰囲気は元気をくれるような気がします。
長期休暇で少し体がなまっている方もいるかもしれませんが、ここらでまた気合を入れて毎日を頑張っていきたいですね。

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