子どもの頃に読んだ懐かしいおはなしの数々。世界中で愛され続ける三大童話について。

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マンハッタナーズステッキ折り畳み フェデリコの記憶

みなさんは子どもの頃に読んだ童話を覚えているでしょうか。
私には姉が二人おり、おさがりの童話絵本が家に多くあったのでよく読んでいたのを覚えています。
時に面白く、時になんだか寂しくなり、幼いながらも童話によって心を動かされていたんだなと思います。
さて、当時は作風などは意識して読んでいませんでしたが、童話の中には世界中に知れ渡っている「世界三大童話」というものがあります。
いったいどんなものなのでしょうか。
今回は「世界三大童話」についてご紹介します。

 

子どもが学びを得ることが出来る文学

『童話(どうわ)』とは「子ども向けに作られた物語」のことです。
幼児期の子どもに言葉や文学を学ばせる他、道徳的な教訓を通して想像力や価値観を育むことが主な目的です。
童話には口承で伝えられた「民話」「伝説」「神話」、道徳的な教訓を表した「寓話(ぐうわ)」創作された物語などがあります。

童話は子どもに教育的な意味で読み聞かせる目的もあるため、様々な工夫がなされていました。
例えば子どもが容易に想像でき、好感が持てるように動物を擬人化して描かれることが多いようです。
また登場人物が行動した結果が分かりやすく描かれており、良い行いには良い結果、悪い行いには悪い結果になるような展開や結末が用意されています。
子どもの集中力が続くように話の構成が短いのも大きな特徴です。

ちなみに似たようなもので『昔話(むかしばなし)』というのがありますが、こちらは「不特定に口伝えされてきた、事実かどうか分からないおはなし」のことを指し、童話との大きな違いは作者が分からないこと。
そのため昔話を子ども向けに編集したおはなしも「童話」となっているものがあります。

 

マンハッタナーズ可動式

 

キングオブ童話の「世界三大童話」

この世には数えきれないほどの童話がありますが、その中でも世界の代表として選ばれた童話を『世界三大童話』といいます。


『イソップ童話』は元を「イソップ寓話」といい、紀元前6世紀ごろに古代ギリシアの「アイソーポス(英語読みでイソップという)」が創作したとされる寓話集です。
アイソーポスは話を語るのが上手かったようで、彼の伝記の中に記された寓話がイソップ寓話としてまとめられました。
しかし現在に残されている内容にはアイソーポスが創作したものだけでなく、以前から伝承されていたはなしや彼の死後に作られたもの、アイソーポスの出身地の民話なども含まれています。
日本に入ってきたときは1593年(文禄2年)頃に「エソポのファブラス」として紹介されたり、江戸時代には「伊曾保物語(いそほものがたり)」という名前で出版されています。

イソップ童話は旅人などの人物だけでなく、動物や生活雑貨、自然現象などを擬人化させた主人公が多い作品です。
また、はなしの結末は道徳的な教訓が色濃く持たされているのも大きな特徴です。

代表作には「アリとキリギリス」「ウサギとカメ」「北風と太陽」「金の斧」「オオカミ少年」などがあります。

 


『グリム童話』は1800年代にドイツの「ヤーコプ・グリム」「ヴィルヘルム・グリム」という兄弟が編集した童話集です。
グリム兄弟は文学者の兄弟で、学術的にドイツで語り継がれていたメルヒェンを保存するために収集したのが始まりです。

『メルヒェン』とはドイツの空想的な民話のことで、動物が人間と話をしたり、魔法が使われるのが特徴です。
収集された当初は子供向けに作られておらず、伝承の内容そのままである残酷な描写や性的な部分が多く残っていました。
現在広く知られているのは子ども向けに書き換えが行われてきたものですが、逆にその残酷性にスポットを当ててまとめられた読み物も注目されています。

代表作には「ラプンツェル」「ヘンゼルとグレーテル」「灰かぶり(シンデレラ)」「赤ずきん」「白雪姫」などがあります。

 


『アンデルセン童話』は1800年代にデンマークの「ハンス・クリスチャン・アンデルセン」が創作した童話です。
アンデルセンは幼少期から想像力に長けた人物で、他の2作品に比べると独自に創作した童話がほとんどです。
当初から子ども向けに作品を創作していたことと、生涯で約170もの作品を生み出しており、世界中で愛されていたことから「童話の王様」とよばれています。

作品には、アンデルセン自身の経験や内面が色濃く現れています。
アンデルセンは若いころに多くの挫折と貧困を経験しているためか、主人公が死んでしまう切ない結末の作品も多くみられます。
ただ悲しいだけでなく様々な形で救いが見られ、想像力や感受性を豊かにしてくれるのも特徴です。

代表作には「人魚姫」「みにくいアヒルの子」「裸の王様」「雪の女王」「マッチ売りの少女」などがあります。

 

ひと口に童話といっても、そのルーツや作風は大きく異なります。
作品が生まれた当初からは多少姿かたちが変わっているものもありますが、それらの変移をも経て、今もなお愛され続ける童話となっているのでしょう。
子ども向けの作品とはいいますが、大人になった今だからこそ読んでみて感じ取れることもあると思います。
懐かしい気持ちを感じながら改めて作品に触れてみるのも良いかもしれません。

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