二十四節気から感じる季節~寒露~

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10月になると暦上は、もう秋も終わり。
季節が過ぎるのはあっという間ですね。
暑い季節には見られなかった変化が、そこかしこに現れてきます。
二十四節気シリーズの今回は「寒露」についてご紹介します。

 


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もう冬はすぐそこ

『寒露(かんろ)』とは二十四節気の17番目、秋の節気で2021年は10月8日(金)にあたります。
9月は葉に白い朝露がつく「白露」がありましたが、寒露は晩秋から初冬にかけて霜になりそうな冷たい露を指します。

そもそも『露(つゆ)』は、空気中に含まれている水蒸気が冷えて水滴になったものです。
気温が下がることで地面が冷えるので、付近の空気も同様に冷えて植物の葉につきます。
これよりさらに寒くなると水滴を通り越して凍ってしまい「霜(しも)」に変わります。

寒露になると米や麦などの五穀が収穫の時期を迎えます。
私の家で育てているお米も今週末に収穫する予定です。
夏は青々としていた稲が、頭を垂れて黄金色に輝く景色は、今は秋なのだなと実感できる瞬間でもあります。

 

新穀を捧げる感謝祭「神嘗祭」

寒露に行われる行事に『神嘗祭(かんなめさい)』があります。
神嘗祭は天皇が行う「宮中祭祀(きゅうちゅうさいし)」の一つです。
その年に収穫された新穀(初穂)を日本の主神である天照大神(アマテラスオオミカミ)に捧げて、五穀豊穣の感謝をするお祭りです。
日本神話では天照大神の孫にあたる「瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)」が日本に降り立つ際に天照大神から稲穂を授けられたといわれています。

そのため、米は天照大神から与えられた神聖なものと考えられ、新嘗祭が行われるようになったといわれています。
かつては旧暦の9月17日に行われていましたが、新暦の9月はまだ稲を収穫するには早すぎるため、月遅れの10月17日に行うようになりました。

 

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もう一つの月見日

一般的にお月見といえば十五夜(今年は9月21日)ですが、実はもう一つお月見を行う夜があります。
それは旧暦の9月13日の『十三夜(じゅうさんや)』で、十五夜の次に美しい月が見られる夜といわれています。
十五夜は元々中国から伝わった行事ですが、十三夜は日本独自の風習です。

また、十五夜と十三夜どちらかの月見だけを行うことを『片月見(かたつきみ)』といい、縁起の悪いこととされてきました。

そのため、昔の人は十五夜を行った同じ場所で十三夜を行っていたそうです。
今年の十三夜は10月18日(月)です。

 

冬の一歩手前の10月。
茹だるような暑さはやがて、肌を刺す寒さへと変わっていきます。
もう少しで終わってしまう秋の趣もしっかりと感じ取っていきたいですね。

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