見上げた十二星座にまつわる物語~双子座~

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そろそろ初夏と言っても良いぐらいには、少し汗ばむ日が出てきましたね。
下旬ともなると誕生日の十二星座もそろそろの代わる頃合いです。
今回ご紹介するのは「双子座」です。
どのような神話があるのか、星座自体にも触れながら紹介していきます。

黄道十二星座についてのブログはコチラ

 

ふたご座/双子座/Gemini/ゲミニ(ジェミナイ)
基準誕生日期間:5/21~6/21

ふたご座は『仲良く並んでいる双子』をモチーフにしている星座です。
明るい2つの恒星が並んでいることもあって、双子という単語がピッタリです。
西洋占星術が誕生した時よりも黄道十二星座が見られる星座はズレているため、観測に適しているのは3月上旬の20時ごろです。

 

ふたご座の星図

ふたご座の目印になるのは、上記の明るい2つの恒星こと二等星αの『カストル』と一等星βの『ポルックス』です。
冬の星座のガイドとしても使用されるおおいぬ座の『シリウス』、オリオン座の『ペテルギウス』、こいぬ座の『プロキオン』を繋いだ『冬の大三角形』
この大三角形から天頂へ上を見上げるように視線を上げていくと、ふたご座の二つの恒星を見つけることができます。

ちなみに、ふたご座の「ポルックス」と一緒におおいぬ座の「シリウス」、こいぬ座の「プロキオン」、ぎょしゃ座の『カペラ』、おうし座の『アルデバラン』、オリオン座の『リゲル』の6つを繋いだ形を『冬のダイヤモンド』と呼びます。

ふたご座の10個の恒星には固有名詞が名付けられています。

恒星名固有名意味・由来
αカストル(Castor)ギリシャ神話のカストール
βポルックス(Pollux)ギリシャ神話のポリュデウケース
γアルヘナ(Alhena)ラクダの首の右側の焼印
δワサト(Wasat)中間
εメブスタ(Mebsuta)ライオンの伸ばした脚
ζメクブダ(Mekbuda)ライオンの畳んだ脚
ηプロプス(Propus)前足
μテジャト(Tejat)不明
ξアルジル(Alzirr)ボタン
οジーシュイ(Jishui)積水(二十八宿の井宿に含まれる星官)

 

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ふたご座にまつわる神話

ふたご座は名前の通り、並んだ双子の星座ですが、これは『兄のカストールと弟のポリュデウケース』の姿といわれています。
この双子の母親はギリシャ神話に登場する都市国家スパルタの王『テュンダレオース』の妻『レーダー』です。
レーダーはそれは美しい女性で、ある時彼女の元に鷹に追われた一羽の白鳥がやってきます。
可哀想に思ったレーダーは白鳥を助けますが、実はこの白鳥、レーダーを誘惑するために『ゼウス』が化けたものだったのです。

ゼウスの思惑通り誘惑は成功し、レーダーは卵を産み落とします。
その卵から双子の兄弟が生まれましたが、レーダーが卵を産むとき、夫のテュンダレオースとの間にも子を儲けていたのです。
そのため、兄のカストールはテュンダレオースの血を引いた人間で、弟のポリュデウケースはゼウスの血を引いて不死身となっていました。

父親が違う二人でしたがとても仲が良く、また武勇に優れており、数々の功績を上げます。
しかし彼らの従兄弟との戦争の最中、カストールは敵の矢が当たり死んでしまいました。
ポリュデウケースはカストールが死んだことに深く悲しみましたが、自身は不死身のため死ぬことができません。
カストールといつも一緒にいることを望んだポリュデウケースは、ゼウスに自身の不死を解くように懇願します。
兄弟の愛の深さに感銘を受けたゼウスは、ポリュデウケースの願いを叶え、二人を天に召し上げたのでした。

ちなみに現代ではふたご座の二人は兄のカストールと弟のポリュデウケースといわれていますが、過去には双子ではなく『アポローン』『ヘーラクレース』であるという説がありました。
この説の名残でふたご座の手には、芸能の神で弓の名手のアポローンの象徴である「琴と矢」とヘーラクレースの武器の象徴である「棍棒」をそれぞれ持っているのです。

 

兄弟愛の強さを感じることができる神話ですね。
来月は、かに座についてご紹介します。

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