暑すぎず寒すぎず、丁度いい季節。
そんな秋には、食べ物がより一層美味しく感じますね。
ついでに食欲の秋にピッタリの脳トレをしてみませんか。
今回は語彙の引き出しを増やせるひらめき穴埋めクイズ第三弾。
テーマは『食べ物が含まれていることわざや慣用句』です。
ゆっくりとしたおやつタイムのお供におすすめです。
言葉の意味や読み仮名から☐に当てはまる言葉を考えてみてくださいね。
解答はブログ記事の下部の「解答編を開く」でご紹介します。
① | |
突然、思いがけない幸運を得ること。苦労せずに良いものを得ること。
② | |
人にお世辞を言ったり、気に入られるように振舞ったりすること。
③ | |
敵の弱みにつけこまず、逆に援助の手を差し伸べること。
④ | |
風流より実利をとること。
⑤ | |
いい加減な処置によって、その場をごまかすこと。
⑥ | |
あれこれと自慢すること。
⑦ | |
嫉妬も度が過ぎると災いを招くため、程々にせよという戒め。
⑧ | |
手懐けるために上手いことを言い、相手を喜ばせて乗り気にさせること。あるいは、大きく儲けるためにわざと相手に少し儲けさせること。
⑨ | |
色白で可愛らしい顔立ちのたとえ。
⑩ | |
少しも手ごたえがなく、効果が無いことのたとえ。
⑪ | |
冷たい扱いを受けること。
⑫ | |
花見の時期である5月から8月にかけて□□は、身が痩せて食中毒になりやすいから食べてはいけない。
⑬ | |
一度衰えていたものが、再び栄えること。また、ありえないことが実現すること。
⑭ | |
到底実現不可能なことのたとえ。
⑮ | |
とても簡単であること。または、物事が少しも足しにならないこと。
⑯ | |
世間知らずで甘やかされて育った者を嘲る言葉。
⑰ | |
つまらないことをいちいち気にしたり、物惜しみをすること。
⑱ | |
大事をとりながら休養しているのに危険なことをするという、矛盾した行動をしていること。
⑲ | |
甘い物ばかり食べていると長生きできないということ。
⑳ | |
□□は手早く搔かないと辛みと香りが抜けるので、気の短い人やせっかちな人に搔かせるのがよいということ。
㉑ | |
手回しが良いように見えて、かえって効果が無く無意味なこと。
問題は以上になります。
解答編を開く
① | |
突然、思いがけない幸運を得ること。苦労せずに良いものを得ること。
「棚の下で口を開けて寝ていると、何かの拍子で置いておいた牡丹餅が落ち、口の中に偶然入った。」という昔話があるとかないとか。
「たなぼた」の愛称は広く知られています。
② | |
人にお世辞を言ったり、気に入られるように振舞ったりすること。
炒った胡麻をすり鉢で擂ると、あちこちに胡麻がくっつきます。
この様子から、自分の利益のために色んな人に媚びを売るという意味になったそうです。
③ | |
敵の弱みにつけこまず、逆に援助の手を差し伸べること。
『戦国時代の「上杉謙信」が敵である「武田信玄」が塩不足で苦しんでいることを知って、食塩を送った』という逸話が元になったといわれています。
しかし、当時の書簡類に記録が残っていないことから、真実は定かではないそうです。
④ | |
風流より実利をとること。
元々、花見は風流さを楽しむものですが、時代と共に花見の団子を目当てにする人が増えてきました。
転じて、風流を理解できないことへの軽侮、そして外観よりも利益を取ることへの皮肉の言葉を表しています。
⑤ | |
いい加減な処置によって、その場をごまかすこと。
お茶とは「抹茶」のこと。
『お茶の作法を知らない人間が、適当に混ぜて濁らせてごまかそうとした。』という姿から生まれた言葉です。
⑥ | |
あれこれと自慢すること。
手前は「自家製・自分の」という意味で、かつて各家庭で趣向を凝らした自家製味噌を作っていたことから由来しています。
⑦ | |
嫉妬も度が過ぎると災いを招くため、程々にせよという戒め。
焼き餅の「焼く」は「嫉妬する」という意味の「妬く」に掛けられた言葉。
「手を焼く」には「火に近づけすぎて手を火傷すると、二度とは手を付けかねる」という様子から、転じて「手こずって持て余す」という意味になります。
「焼く」という言葉に幾重も意味が重なっている面白い言葉です。
⑧ | |
手懐けるために上手いことを言い、相手を喜ばせて乗り気にさせること。あるいは、大きく儲けるためにわざと相手に少し儲けさせること。
かつて砂糖は高価で、飴は貴重な甘い物でした。
手懐けるための甘い誘惑ということですね。
⑨ | |
色白で可愛らしい顔立ちのたとえ。
一般的な卵は色白でコロンとしています。
卵型の骨格に目鼻が付いた顔は可愛らしさがあるため、その様子を誉める言葉です。
⑩ | |
少しも手ごたえがなく、効果が無いことのたとえ。
鎹は「材木と材木を繋ぎ止めるコの字型の釘」です。
豆腐は柔らかいので、釘を打っても意味がないことを表します。
⑪ | |
冷たい扱いを受けること。
かつて長男が優遇されていた時代は、次男以下の男子は軽視され、冷めたご飯を食べさせられていたことに由来します。
⑫ | |
花見の時期である5月から8月にかけて牡蠣は、身が痩せて食中毒になりやすいから食べてはいけない。
元は外国から伝わってきたことわざが転じたものです。
牡蠣の旬をしっかりと捉えた言葉ですね。
⑬ | |
一度衰えていたものが、再び栄えること。また、ありえないことが実現すること。
炒ってしまった豆からは、芽が出ず花も咲きません。
まさにあり得ないと考えていることが起こる様子を表した言葉ですね。
⑭ | |
到底実現不可能なことのたとえ。
プルプルと弾力があるだけの蒟蒻では、何かを守る石垣を作るのは不可能です。
石と形が似ているものを上手く取り入れた言葉です。
⑮ | |
とても簡単であること。または、物事が少しも足しにならないこと。
朝の空腹時、お茶漬けだけでは物足りません。
腹の足しにならないという意味が的を得ています。
⑯ | |
世間知らずで甘やかされて育った者を嘲る言葉。
江戸時代、庶民の年頃の人間は芋を煮る料理が作れるのは当たり前でした。
それが分からないぐらい世間知らずなこと、加えて「御存じない」と丁寧に言っていることから、お坊ちゃんやお嬢様を小バカにしていることが分かります。
⑰ | |
つまらないことをいちいち気にしたり、物惜しみをすること。
お米を一粒ずつ数えてから炊く、なんて途方もなく手間暇がかかります。
お米は大事ですが、細かいことにとらわれ過ぎないようにしたいですね。
⑱ | |
大事をとりながら休養しているのに危険なことをするという、矛盾した行動をしていること。
河豚は昔から美味しくも毒があることで有名な食材です。
食べたい気持ちは分かりますが、ゆっくり休まないといけませんね。
⑲ | |
甘い物ばかり食べていると長生きできないということ。
砂糖に限らず甘いものを食べすぎると肥満だけでなく、老化現象の原因の一つ「糖化」が起こります。
病気の原因にもなることから、甘いものは程よい量を食べないといけませんね。
⑳ | |
芥子は手早く搔かないと辛みと香りが抜けるので、気の短い人やせっかちな人に搔かせるのがよいということ。
日本の和芥子はカラシナの種子を粉末にしたものを水に溶いて作ります。
揮発性が強く、手間取っているとせっかくの辛みが消えてしまうので、せっかちな人に作ってもらいたいです。
㉑ | |
手回しが良いように見えて、かえって効果が無く無意味なこと。
塩辛は確かに辛く喉が渇きますが、まだ食べてもいないのに水を飲むのは無意味ですよね。
なんでも早くすれば良いというわけではない言葉です。
食べ物が使われたことわざや慣用句は沢山ありますね。
色んな食べ物の名前をみていると、少しお腹が空いてきそうです。
クイズを正解した暁には、楽しいお食事タイムをお過ごしください。