ちょこっと脳トレ【平面なのに飛び出る!ステレオグラム】

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目の奥がズンと重い・・・そんな時はありませんか。
パソコンを使ったデスクワーク、プライベートでスマートフォン操作やテレビゲーム、読書。
現代社会では長時間何かを見続ける場面が多くあります。
一ヶ所に注視しすぎると目の筋肉が緊張し続け、眼精疲労や視力の低下に繋がります。

そんな目の疲れや視力回復を期待できる「ステレオグラム」というのを皆さんはご存じでしょうか。
特殊な画像を普段とは違う見方をすることによって、画像が立体的に見えたり、隠れた絵が浮かび上がったりするというもの。
今回はステレオグラムの原理や見方ご紹介し、実際に体験してもらおうと思います。

そもそもどうやって物体を立体的に見るのか

『ステレオグラム』とは「目の焦点を調節して見ることで立体的に見える絵や画像」です。
私たちが何か物体を見ているとき、その物体は奥行きがあって立体的に見えると思います。
しかし、どちらか片目を閉じて同じ物体を見てみると、両眼で見ている時よりもなんだか薄っぺらく感じるのではないでしょうか。

人間の眼は物を見るときに眼のピントを調節し、焦点が合った時にその物がはっきり見えます。
焦点は眼と物までの距離や方向によって位置が変わり、物を見るときは両眼にそれぞれある焦点を一致させて見ます。

そして人間が物を立体的に認識するには様々な方法を組み合わせますが、その中の一つに『両眼視差(りょうがんしさ)』があります。
両眼視差は「左目と右目がそれぞれ物体を見るまでの距離や方向の違い」のことで、これにより物体の奥行きを感じます。
例えば、左手前にりんご、右奥にバナナを置いて両方を真正面から見ます。
それぞれの物体と目までの距離を図示してみると、左目に映るりんごとバナナの距離は、右目に映るりんごとバナナの距離よりも狭くなります。
この両眼で見えた物体の距離と方向を脳が処理し、りんごの方がバナナよりも手前にあると判断できるのです。

通常の1枚の画像だと両眼とも全く同じ画像を見ているので、立体的に見えることはあまりありません。
ステレオグラムは両眼視差を意図的に与えることによって、立体的に見せているのです。

 

ステレオグラムの種類

ステレオグラムには画像が2枚で構成されているものと1枚で構成されているものがあります。
画像2枚で構成されているものを『ステレオペア』といい「左目から見た両眼視差を与えた画像(左目画像)」「右目から見た両眼視差を与えた画像(右目画像)」が横並びに配置されています。

画像が1枚の場合は「ランダムに配置されたドット・ノイズ」「模様」が描かれています。
一見すると何も見えませんが、画像の中で配置の差や歪みを作り、焦点をずらしたときに立体的に見えるようになっています。
このような画像を『ランダム・ドット・ステレオグラム』あるいは『シングル・イメージ・ステレオグラム』といいます。

 

どうすれば立体的に見える?

両眼視差が付いたステレオグラムでも、通常と同じように見ているだけでは立体的に見えません。
それはステレオグラムに対して両目の焦点が合っているため、結果的に両眼視差が無いのと同じことになるからです。
左目と右目の見え方に差をつける必要があるため、両眼で同じ画像を見るのではなく、左目画像と右目画像をそれぞれの眼で別々に見る必要があります。

それぞれの眼の見方は2種類あります。

■平行法

左目画像を左目、右目画像を右目で見るので、両眼の視線が平行になる方法です。
そのため、焦点は画像よりも奥になります。

①画像を見ている状態で目から力を抜き、ぼんやりと画像の向こう側を見ているような状態にする。
②画像がぼやけて4枚に見えてくるので、画像が3枚になるように意識を集中させます。
③3枚の画像のうち、中央がはっきり見えるようピントを調整します。

上手くできない場合は、画像と目の間に紙を入れて互いの画像が見えないようにすると、やりやすくなります。

 

■交差法

左目画像を右目、右目画像を左目で見るので、両目の視線が交差する方法です。
そのため、焦点は画像よりも手前になります。

①画像を見ている状態から鼻の付け根を見ることを意識して、寄り目にします。
②画像がぼやけて4枚に見えてくるので、画像が3枚になるように意識を集中させます。
③3枚の画像のうち、中央がはっきり見えるようピントを調整します。

上手くできない場合は、画像と目の中間付近に指を立てて、指先に焦点を合わせてから調整します。

どちらの方法も見えるようになるには少し練習が必要になります。
比較的「交差法」を用いたステレオグラムの方が習得しやすいといわれていますが、メガネなどで矯正できない「弱視」や両目の視線がズレる「斜視」などの要因で立体視ができない方もいます。

解説や見え方は以上になります。
では、実際にステレオグラムで立体視を体験してみましょう。


 

マンハッタナーズ可動式

 

※ステレオグラムは、普段は使わない眼の筋肉を意識的に使うため、長時間行うと目が疲れます。
目への負担になるので1回3分程度にし、やりすぎないようにしてください。

ステレオペア

交差法を用いると写真の手前側が飛び出してくる画像です。
遠近感を楽しんでみてください。
※この画像は並行法を用いると、逆に写真の奥側が飛び出してきます。

打上花火

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猫

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城

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パンケーキ

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気球

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シングル・イメージ・ステレオグラム

平行法を用いると隠れたものが飛び出す画像です。
何が描かれているのか当ててみてください。

解答はブログ記事の下部の「解答編を開く」でご紹介します。

※この画像は交差法を用いると、逆に隠れたものが凹んで見えます。

問題1

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問題2

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問題3

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問題4

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問題5

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問題6

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問題は以上です。

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