ちょこっと脳トレ【言葉の引き出しを増やそう。穴埋めクイズ(断捨離編)】

来る年明けに向けて掃除や片付けに精が出る時期ですね。
家の汚れを落とす掃除の前に、まずは自分の所有物を片付けることから始めたいところです。
片付けには不要なものを断って捨てて、物への執着から離れる「断捨離」が大切ですよ。

今回は、片付け中にも一息つけるような穴埋めクイズ第二弾をご用意しました。
テーマは「断・捨・離が含まれていることわざや慣用句」です。
片付けに関係ないものばかりですが、そこはご愛嬌ということで・・・
言葉の意味や読み仮名から☐に当てはまる言葉を考えてみてくださいね。
解答はブログ記事の下部でご紹介します。


断□の思い

はらわたが千切れるほど非常に悲しく辛い気持ちのこと。

 

□断を許さない

前もって判断できないほど状況が不安定であること。

 

快刀□□を断つ

込み入ってこじれた状況を見事に処理することのたとえ。

 

根を断ちて□を枯らす

災いのもとを全て取り除くことのたとえ。

 

乞食の断□

やむを得ずしていることを自ら進んで行ったように殊勝に見せようとすること。

 

断□の戒め

物事を途中で止めてしまうと何にもならないことのたとえ。

 

断じて行えば □□も之を避く

断固とした態度で物事を行えば、どんな困難なことも成し遂げることができるということ。

 

捨てる神あれば □う神あり

人から見捨てられることもあれば親切にされることもある。困ったことがあってもくよくするなということ。

 

捨て□になる

大きな目的を達成するために犠牲になること。

 

□を捨てて 長を取る

ものの欠点を除いて、良いところのみを取りいれること。

 

捨て□は世に出る

親に見捨てられるような人間は、逆境に負けずたくましく育つということ。

 

□を捨てて実を取る

体裁などにこだわらず、実質的な利益を得ることを優先する。

 

□の恥は搔き捨て

知り合いのいない地では、いつもなら恥ずかしいようなことをしてもその場限りのことだということ。

 

□を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ

自分の命を犠牲にする覚悟で物事にあたれば、初めて窮地を脱して成就させることができるということ。

 

□を離す

油断して注意していたものから視線を外すこと。

 

□かず離れず

深く関わるでもなく、かといって全く関与しないわけでもない中立的な関係であること。

 

□が離せない

やりかけていることがあり、他のことをする余裕が無いこと。

 

□離れがいい

気前が良く、必要な時に支払いを惜しまない様。

 

□□は合わせ物離れ物

元々は他人同士なのだから、別れることがあっても仕方ないということ。

 

□離を切る

親子、または親族の関係を断つこと。

 

富貴には□□集まり貧賤には□□も離る

地位や財産がある者には人が寄ってくるが、貧乏な者には誰も寄り付かないということ。

 

問題は以上になります。
以下は解答編です。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

断腸の思い

はらわたが千切れるほど非常に悲しく辛い気持ちのこと。

中国の武将である「桓温(かんおん)」が蜀に入る時、彼の部下が子猿を捕まえます。
その母猿が悲しみながら百里ほど追いかけ、追いついた後に死亡。
腹を裂いてみると腸がズタズタになっていた、という逸話から作られました。

 

予断を許さない

前もって判断できないほど状況が不安定であること。

「予断」は「予測すること」の意味で、それができないということは予測不能だということです。

 

快刀乱麻を断つ

込み入ってこじれた状況を見事に処理することのたとえ。

昔、ゴルディアスと呼ばれる人物が自分が乗っていた車に、縄でほどくのが困難な結び目を付けた。
その結び目を見たアレクサンドロス大王が、刃で一刀両断してほどいたといわれる「ゴルディアスの結び目」と呼ばれる逸話からできたたとえです。

 

根を断ちて葉を枯らす

災いのもとを全て取り除くことのたとえ。

植物は根を断ってしまえば、自然と葉も枯れてしまうことから作られました。

 

乞食の断食

やむを得ずしていることを自ら進んで行ったように殊勝に見せようとすること。

食べるものが無い乞食が、断食をしているのだと平然を装っている姿から成り立ちました。

 

断機の戒め

物事を途中で止めてしまうと何にもならないことのたとえ。

中国の儒学者「孟子(もうし)」の逸話によるものです。
孟子が若い頃、学問が嫌になって家に戻ったところ、機織りをしていた母親がその布を切ってしまいます。
そして孟子に「あなたが途中で学問を投げ出すということは、私が布を切ってしまうのと同じことだ」と戒めたといいます。

 

断じて行えば鬼神も之を避く

断固とした態度で物事を行えば、どんな困難なことも成し遂げることができるということ。

中国の政治家「趙高(ちょうこう)」が、皇太子を失脚させ、胡亥(こがい)を皇帝に即位させようと説得する際に放った台詞です。
あまりいい状況で使われた言葉ではありませんが、現在では前向きの言葉として使用されています。

 

捨てる神あれば拾う神あり

人から見捨てられることもあれば親切にされることもある。困ったことがあってもくよくするなということ。

日本の神道において全てのものには神が宿っていると考えられています。
数えきれないほどの神様がいるのだから、ある神様に見放されたとしても、見捨てずに助けてくれる神様がいるという前向きな考えですね。

 

捨て石になる

大きな目的を達成するために犠牲になること。

「捨て石」は、囲碁の作戦で相手にわざと取らせるように打つ石のこと。
その時は不利になっているように見えますが、後々勝つためには必要になることです。

 

短を捨てて長を取る

ものの欠点を除いて、良いところのみを取りいれること。

人の悪い点を「短所」、良い点を「長所」といいますね。
相手の良いところを率先して見つけられるような人でありたいものです。

 

捨て子は世に出る

親に見捨てられるような人間は、逆境に負けずたくましく育つということ。

様々な事情があって捨て子となってしまった人は苦労の数が多い分、ピンチを切り抜ける術を知っています。
出世できるほどの力を持っているといえますね。

 

名を捨てて実を取る

体裁などにこだわらず、実質的な利益を得ることを優先する。

名声や名誉など、自分の名が広く知れ渡るだけでは利益になりません。
実際の利益を得るためには、名前を捨てることも大切なのでしょう。

 

旅の恥は搔き捨て

知り合いのいない地では、いつもなら恥ずかしいようなことをしてもその場限りのことだということ。

旅先では自分のことを知っている人はいません。
現地のマナーや常識を間違って恥ずかしい思いをしても、めげずに旅を楽しんでいきたいものです。

 

身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ

自分の命を犠牲にする覚悟で物事にあたれば、初めて窮地を脱して成就させることができるということ。

溺れかけているとき、必死にもがくよりも、いっそ力を抜いて水に身を任せれば体は浮かびます。
捨て身の覚悟で挑めば、それが活路になることを表したことばです。

 

目を離す

油断して注意していたものから視線を外すこと。

それまではちゃんと見ていたのに、うっかり目線をそらしてしまった時に限って不運は起こるもの。
なるべく普段から油断しないようにしたいですね。

 

即かず離れず

深く関わるでもなく、かといって全く関与しないわけでもない中立的な関係であること。

「即く」には「地位や位置につく」という意味があります。
程よい距離を保っている相手に使いますね。

 

手が離せない

やりかけていることがあり、他のことをする余裕が無いこと。

何か作業をするときには大体手が必要ですね。
その手が離すことができないので、忙しいという意味合いになりました。

 

金離れがいい

気前が良く、必要な時に支払いを惜しまない様。

必要なお金や役に立つお金、そんな経費に惜しまずに払えるのがこの言葉です。
決して無駄遣いが多い人を指す意味ではありません。

 

夫婦は合わせ物離れ物

元々は他人同士なのだから、別れることがあっても仕方ないということ。

自分以外の人は全て他人なので、考え方が違うものです。
夫婦になれたとしても、離れることは何ら不思議な事ではありません。

 

久離を切る

親子、または親族の関係を断つこと。

「久離」は「旧離」とも書き、江戸時代に失踪した親族が事件を起こした際、連帯責任を取らされないように血縁関係の断絶を宣言することを指します。
言わずもがな、野菜のきゅうりではありませんよ。

 

富貴には他人集まり貧賤には親戚も離る

地位や財産がある者には人が寄ってくるが、貧乏な者には誰も寄り付かないということ。

お金持ちにあやかろうと関係ない人が集まり、貧乏に巻き込まれたくないから身内すら離れていく。
人間の真理なのかもしれませんね。

 

断捨離といっても、ただ物を減らすのが目的ではなく、新たに何かを得ているのも事実。
そうやって自分にとって必要なものを選択して、大切にしていきたいですね。
2022年のブログは今回で終了です。
2023年に向けて、皆さんも素敵な年末をお過ごしください。

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