その年をたった1文字で
その年をたった1文字で。12月12日は「漢字の日」
お疲れ様です。
あっという間に12月、師走ですね。
師走は12月の異称で、「しわす」と読みます。
この呼ばれ方の由来は諸説ありますが、私が小学生の頃
国語の先生からは年の瀬で忙しくなったお坊様が
息をつく暇もなく、走り回る様子から「師=お坊様」が「走る」で
『師走』という言葉、呼び名が完成したと聞きました。
この由来が事実であれ、子供に分かりやすく説明するためにかなり端折った話であれ
私は凄く納得出来ました。実際、12月はお坊様無しでは出来ないイベントが多すぎる。
12月にお寺で開かれるイベントと聞くと色々浮かびますよね。
私が思いついたのは、その年1年を表す漢字1文字を決めるあのイベントです。
毎年、12月12日の「漢字の日」の前後で発表されており
今年は何だろう?と多くの方が予想をしているようです。
漢字が決まるのは一般公募によるもので
選ばれた漢字によって、人々にとって何がその1年で印象的であったかを知ることが出来ます。
ちなみに、今年の募集は11月1日(日)~12月6日(日)までなので終わっています。
(12月のブログのネタを探して、たまたま見つけたのが12/3でした。完全に出遅れ。)
でも、発表まで数日残っているので、ここで勝手に予想しようかなと。
(皆さん個人では如何ですか?)
今年を振り返ると、本当に大変な1年でしたね。
2019年の年末から中国で猛威を振るっていたコロナウィルス。
日本や他の外国でも流行し始めたのは本当にすぐの話でした。
最初は、インフルエンザのような季節もので
温かい季節になれば自然と被害は少なくなるだろうと考えていました。
きっと、そのように考えていた方は他にもたくさんいらっしゃったと思います。
そんな予想とは裏腹にコロナの猛威は2020年の間ずっと続きましたね。
現在は第3波の到来とされており、政府は再び
「手洗いうがいの徹底」・「3密の回避」を呼びかけています。
通常のその年を表す漢字一文字は、その年にあった代表的なイベントに影響されているイメージがありますが、コロナは1年を通して持続的に影響をもたらしましたね。
なので、漢字にも反映されるでしょう。
ただ、私が思うのはコロナの存在だけに
スポットライトを当てることは凄く寂しいことのように思います。
ウィルスの影響力だけに目を向けてしまいがちな状況ですが、
人々が助け合った場面や体を張って働いてくれた方々には感動や感謝の気持ちが絶えません。
家で過ごす時間が増えて家族との時間も増えたこと、
スキルアップや自分のために時間を割けたことは決して無駄な事や嫌な事ではなかったと思います。
この期間があったからこそ考え方が変わった人は多いと思います。
「病」「厄」「凶」などストレートに表した1文字も歴史を振り返る際に分かりやすいかもしれませんが、
思い出した時に、「あの時は大変だったけど頑張ったね」と言える未来の方が素敵なのかなと。
そこで、私は「築」という字を掲げます。
今回コロナで得た経験は辛く暗いものでしたが、
各々の中に築かれたものがあると思いますし、既に築き上げたものを守るために動いたことも多かったからです。
実際、東日本大震災が起こった2011年に選ばれた漢字は「絆」で、理由としては尊い命が失われ、
大事な人と連絡が取れない不安な日々は改めて家族・友人・恋人等との「絆」の大切を知るきっかけとなったからだそうです。
2020年も非常に近しい部分があると思います。
少しシリアスになってしまいましたが、
1年を振り返る際は実際に起こったイベントを淡々と思い出すのではなく、
その時ご自身がどういう風に感じられたかも一緒に考えるとまた変わった印象になるのではないでしょうか。
漢字の発表は12/14 午後14時から京都・清水寺で行われます!ぜひチェックして下さい♪
早いもので2020年が終わるまでもう1か月を切りました!充分、体調に気を付けてこのまま駆け抜けましょう!
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