自分の故郷で当たり前のように使っていた言葉。
しかし、県外に出て使った時に伝わらなかった、ということは珍しくありません。
実は方言だと知らずに使っている言葉だったりするのです。
伝わらなかったとき少しショックですが、使う人も使わない人も知っておくといいかもしれません。
出題されているのは主に近畿地方(大阪府・京都府・兵庫県・和歌山県・奈良県・滋賀県・三重県)で使われている『関西弁(かんさいべん)』です。
いったい何を表しているのかを当ててみてください。
どうしても分からない場合はヒントも参考にしてくださいね。
解答はブログ記事の下部の「解答編を開く」でご紹介します。
※一部の言葉は他の地域でも使われているものがあります。















問題は以上です。
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駐車場
会話よりも街中の看板に書かれていることが多い言葉です。
戦後の日本には米軍が駐留しており、進駐軍の車両を置き場のことを「motor pool」と呼んでいたことに由来するそうです。
ちなみに日本で初めてこの名称が使われたのは1953年(昭和28年)、現在は商業施設の「HEP FIVE」がある場所に開業した「梅田モータープール」だといわれています。

突き当り
例えば、T字路のように道が交差した先が行き止まりの場所をこう言います。
単に行き止まりの時に使うときも。
「突き当り」に接続後「どん」を付けて強調し、略された言葉です。

画鋲
関東では指で押しこむ頭部が平らの場合は「画鋲」、プラスチックの場合は「押しピン」と区別されていることが多いですが、関西ではどちらも「押しピン」と呼ぶ傾向があります。
押しピンが登場したのは1901年(明治34年)の関西で創業した企業のカタログであり、当時和語と洋語の混種が増えだしたこと・「鋲」に「ピン」とフリガナが振られたこともあったことなどの要因で関西に定着したといわれています。

フグの刺身
実は大阪はフグの消費量の全国一位で、フグ料理を愛する県です。
フグは毒を持っており「偶に当たる」ことを「弾に当たる」「当たると死ぬ」に掛けて『てっぽう(鉄砲)』と呼んでいたそう。
てっさは「てっぽうの刺身」を略された言葉です。

鶏肉
「柏」ではなく「か(→)し(↑)わ(→)」で、鶏肉自体を指して言います。
本来は日本在来種の羽毛が茶褐色の鶏を「黄鶏(かしわ)」と言いました。
色んな品種の鶏が増えた頃でも、関西ではかしわが人気だったことから今も残っているといわれています。

炊き込みごはん
かやくごはんの「かやく」は『加薬(かやく)』のことで、具材を指す言葉です。
「薬味を加える」という言葉が語源になっていて、当時の大阪では混ぜることも「かやく」と表現していたことに由来するそうです。
昔は野菜だけを指していましたが、今では炊き込みごはん全般を指しています。

酒の肴
昔の日本では、酒を飲みながら食べるものを『酒菜(さかな)』と呼んでおり、「肴」は中国で「酒を飲むときに添える料理」という意味を持っていたことから、文字を当てられるようになったそうです。
「あて」は「酒に当てがう料理」から来ています。

新しい品
「さら」は「真っ新(まっさら)」の「新」のことで「新しい状態・まだ使っていない状態」であることを指します。
「ぴん」は「最初から最後まで」を表す「ピンからキリまで」の「ピン」という説と、「新品(しんぴん)」の「品」という説などがあります。

最下位になる
全国的には「着物」のことを「べべ」と言いますが、関西では「最下位」のことも「べべ」と言います。
この表現も地域差があり「べべた」や「どべ」などということがあります。

物を片付ける
通常「なおす」といえば「悪い部分を無くして正常な状態にする」の印象が強くなりますが、関西弁では「元の位置に戻したり整理する」ことを指します。
書類などのやり取りで使うと、うっかりトラブルになることもあるのでご注意を。

物を触る
「いらう」は「弄ぶ(もてあそぶ)」と同じ漢字で『弄う』と書きます。
「弄る(いじる)」という意味でも使われます。
古語の「いろふ」から派生した言葉で「いらわんといて」や「いろうたらあかん」など、二語目が「ら」や「ろ」に変化します。
どちらにしても、言われた時は触らないようにしましょう。

物を捨てる
短く「物をほる」ということもありますが、どちらも「捨てる」という意味です。
昔の日本で捨てることを「放下す(ほうかす)」と言っていたことの名残りと言われています。
ちなみに「ほる」は「投げる」の意味でも使うので、会話の前後に注意しないといけませんね。

温かい・暖かい
「ぬくぬく」というオノマトペがあるように「温度が高くて心地よい」ときの表現です。
物の温度にも気温にも使われます。
漢字では「温い」と書きますが「ぬるい」と同じなので、あまり書くことはありません。

互い違いになる
「二つのものが逆になっている」時に使う言葉であり、「交互になっている」時に使うこともあります。
元々は歌舞伎の「二種類の演目を一幕ごとに上演すること」を指しており『手入れこ(ていれこ)』に由来しているといわれています。

他人のものを勝手に自分のものにする
「ぽっぽ」は「ポケット」や「懐(ふところ)」を指す幼児語、「ないない」は「仕舞う」や「片付ける」を指す幼児語です。
通常通り「ポケットに仕舞う」という表現もありますが、こっそりとネコババしたり横領することを指すこともあります。
悪い事なのでやめましょうね。
方言は遠く離れた地域でも使われていたり、全く別の意味に使われたりと調べていくと面白いですね。
言葉の意味が食い違うと悪気も無く喧嘩になってしまうこともあるので、沢山知っておくと役に立ちますよ。
いつか他の方言もクイズにしてみたいと思います。